どういった経緯で歯科医師になられたんですか？
代々軍人家系だったのですが、幼少期からとにかく細かい物を作り上げることが好きで、ファミコンよりもプラモデルの方が好きでした。テレビで観た歯科技工の仕事に憧れて歯科技工士になりたかったのですが、歯科医師になれば技工も存分にできるとの両親の間違った情報により小学生の頃から歯科医師を目指してきました（奨学金にお世話になりましたが頭金を用意してくれていた両親には感謝です）。この芸術趣向を歯科医療として、困っている患者さん達へのお役に立てればと本心から思っています。
どういった経緯で開業されたんですか？
歯内療法の最先端をゆくアメリカやヨーロッパでのスタンダードな成功率の高い治療を日本でも行えるようにし、地域医療の水準向上に少しでもお役に立てればとの思いで日々診療をしております。元々は医療法人内で10年ほど、歯内療法科としてやってきましたが2022年に事業譲渡により開業するに至りました。
仕事をする上でのこだわりを教えてください。
第一に、困っている患者さんのために自分の力で解決できるようにすることを信念としています。そのためには専門的知識はもとより技術においても日々修練する必要があります。次に、当院は完全紹介制ですので、ご依頼を受けるのは患者さんではなく主治医の先生です。そのご依頼のもと患者さんのご同意があった場合に施術するのですが、結果的に主治医先生と患者さん双方の満足が得られるように心掛けています。また、歯科治療はもっぱらわざとケガをしに来ているようなものなので、ましてや専門クリニックとなると緊張されるでしょうからできるだけリラックスしていただけるような対応を心掛けています。なお、歯科医師になってから20年以上が経ちましたので、歯内療法分野に興味深い後輩歯科医師の育成も楽しみの一つです。また、多くの先生方に歯内療法分野の情報発信をする目的でインスタグラム投稿も積極的にしております（https://www.instagram.com/endodontics_tckw/）。
お休みの日は何をしていますか？
自宅の掃除でしょうか笑。あとは猫を3匹飼っているので戯れています。時間があるときは診療所で標本作製や雑用をしていますかね。
最後に患者様へメッセージをお願いします。
膿が溜まって抜歯しなければならないと判定された歯の大半が救える可能性がありますのでぜひ拝見できますと幸いです。見えないところを手探りで行う従来の治療から顕微鏡下で直視直達のマイクロエンド治療へ、および、科学的根拠に基づいた治療を行うことで大切な歯を守ることが高い確率でできます。しかしながら歯科治療全般は延命治療であることをご理解いただき、その延命がどれだけ長く続いてくれるかはかかりつけ歯科医院での定期的なメンテナンスを受けることが非常に重要となります。当院は完全予約制で、精密治療を行うためには一日に5名の患者さんまでしか診察・治療することができません。したがいまして、初診までのご予約や治療開始まで１〜２ヶ月ほどお待ちいただくかと存じますが何卒ご了承のほどお願い申し上げます。当院では歯内療法に関わる治療のみとなっておりますが、歯牙移植も積極的に行っております。インプラント治療をご検討いただく前に歯を抜かないで治療できるかを主治医の先生とご相談いただき、当院の保存治療でお力添えできますと幸いです。
