名古屋市中区にあるデュランタデンタルクリニック栄歯科・矯正歯科の院長、坂本果歩先生は、女性ならではの心配りや繊細さを活かし、特に歯周病からインプラントまで繊細な治療を得意とされています。診療においては、「痛くなったら歯医者へ行く」という従来の考え方から、「歯が悪くなる前に自分の歯を守る」という予防治療へと患者様の意識をシフトさせることに力を入れています。実際、歯を失う原因の約4割は歯周病によるものとされています。歯周病は慢性的な炎症で、症状が出にくいため、知らないうちに進行してしまうことが多い病気だからです。そのため、歯周病にならないように予防することが重要です。そして、もしも歯を失ってしまった場合でも、坂本先生が提供する安心できるインプラント治療があります。デュランタデンタルクリニック栄歯科・矯正歯科では、治療前に徹底した説明をして、患者様が納得してから治療を開始することを大切にしています。また、お待たせしないように完全予約制を採用し、さらに完全個室での配慮も行っています。このようにして、患者様が安心して治療を受けられる環境を整えています。坂本先生にデュランタデンタルクリニック栄歯科・矯正歯科の治療方針や今後の展望についてお話をお聞きした。
どういった経緯で歯科医師になられたんですか？
私が歯科医師を志すきっかけは、大分県で育った環境にあります。父は矯正治療専門の歯科医師、母は歯科衛生士であり、私の家庭では歯科医療が常に身近なものでした。診療所が自宅の上にあったため、幼い頃から歯並びを整えることで患者様が自信を取り戻し、笑顔になる姿を目の当たりにしてきました。この経験から、私も人々の生活に貢献できる職業に就きたいと自然に思うようになりました。父から直接「歯科医師になりなさい」と言われたことはありませんが、私の心の中で歯科医師という道が自然と確立されていきました。
どういった経緯で開業されたんですか？
私が開業を決意した背景には、大学1年生のときに父を失った経験があります。父の死をきっかけに、将来は自分の歯科医院を持ちたいと強く思うようになりました。開業するためには、幅広い年齢層の患者さまに対応できること、外科処置のスキルを身につけること、そして専門的な知識を深めることが重要だと考えました。そこで、大学病院で研修医としての経験を積み、その後は1日平均100人から150人の患者様を診療する郊外の歯科医院で勤務しました。ここでは、子供から年配の方まで多様な層の患者様と接する機会がありました。さらに、自由診療や外科処置の多い歯科医院でも勤務し、親知らずの抜歯やインプラント治療を中心に経験を積みました。また、勤務医としての仕事と並行して、藤田医科大学の口腔外科で研究生として活動し、外科処置のスキルを一層深めることができました。こうした多様な経験を通じて、患者様一人ひとりに最適な治療を提供できるスキルと知識を身につけ、自信を持って開業に踏み切ることができました。
仕事へのこだわりを教えてください。
私の仕事へのこだわりは、患者様に納得いただいた上で治療を進めることです。これまでの経験から、時間をかけて丁寧な治療説明を行い、患者様にしっかりと理解していただくことが非常に重要であると感じました。まず、良い治療を提供するために、初診の際には1時間15分の時間を確保し、徹底的に患者様の状態を把握します。また、当院では完全個室での診療を行い、時間をかけて一人ひとりに合った治療を提供しています。具体的には、全ての患者様にアイテロ（口腔内スキャナー）を使用し、患者様自身が口腔内の状態を視覚的に理解できるようにしています。そのため、患者様が自身の治療についてしっかりと理解し、納得していただける治療を提供することができます。このように、私は患者様に安心して治療を受けていただくために、時間をかけた丁寧な説明と高い技術を駆使した治療を心がけています。
他院とは違う「デュランタデンタルクリニック栄歯科・矯正歯科」だからできるポイントをお聞かせください。
デュランタデンタルクリニック栄歯科・矯正歯科の強みは、患者様の身体に優しいインプラント治療です。当院では、患者様一人ひとりに合わせた治療計画を立てることで、安心して治療を受けていただける環境を提供しています。まず、当院では世界4大インプラントメーカーの一つであるアストラテック社のインプラントとSimPlantを使用して、綿密な計画のもとで治療を行うことで、高精度で安全なインプラント治療が可能となります。また、少しでも不安を感じる方や嘔吐反射の強い方には、静脈鎮静法の麻酔下で手術を行うことも可能です。さらに、インプラントの上部構造（歯の部分）を装着する前には、汚れの付きやすさや歯肉の状態を確認し、患者様に最適な最終的な上部構造を作成します。より快適で長持ちする治療結果を提供することができます。また、インプラント治療は施術後が重要であり、年に1回のメンテナンスを行うことで、長期間にわたり安全に使用していただけるようにサポートしています。このように、デュランタデンタルクリニック栄歯科・矯正歯科では、患者様の安心と快適を最優先に考えた総合的なインプラント治療を強みとしています。
特に力を入れている治療や方針は？
私が特に力を入れている治療は歯周病治療です。当院では衛生士担当制を導入し、患者様一人ひとりに対して継続的で質の高いケアを提供しています。また、幅広い治療を高いレベルで提供するために、日々勉強を欠かしません。特にインプラント治療には力を入れており、しっかり噛むことができるようになるだけでなく、他の歯を守ることにもつながるため、身体に良い影響を及ぼす治療だと考えています。インプラント治療では、埋入する位置や理想的な上部構造（歯の部分）の形状、噛み合わせ、歯茎の炎症が起こりにくい形など、多様な視点から慎重に判断することが重要です。これにより、噛みやすさや快適さに大きな影響を与えることができます。そのため、常に最新の知識と技術を取り入れ、患者様に最適な治療を提供できるよう努めています。
今後の展望について教えてください。
今後の展望として、私は常に5年後、10年後を見据えた治療を心掛けています。患者様の症状だけでなく、その原因を徹底的に考え、総合的な治療を提供することを目指しています。これにより、再治療が必要ないような質の高い治療を行うことができます。具体的には、歯科治療において一つの問題だけに焦点を当てるのではなく、患者様全体の健康を考慮した総合的なアプローチを取り入れています。長期的に患者様の口腔内の健康を維持し、快適な生活をサポートすることができます。また、最新の技術や知識を常に取り入れ、クリニック全体で質の高い治療を提供し続けることを目標としています。これからも患者様に信頼される歯科医院を目指し、日々努力を続けていきます。
