どういった経緯で歯科医師になられたんですか?
私の両親がともに歯科医師で、妹も歯科医師という歯科医師家系なのです。幼い頃から診療にあたる両親の背中を見て、誇らしい気持ちを抱くとともに、歯科医師を素晴らしい職業と認識してきました。親から歯科医師の道を勧められたことは特にありませんが、自然とこの進路を選択していたのです。また、私が歯科医師になって最初に勤務した歯科医院は、実は両親も勤務経験があるクリニックで、女性院長が運営するクリニックでしたが、この方がたいへん尊敬できる方で、治療についてはもちろん、スタッフとの関係構築やクリニック運営に至るまで、幅広く勉強させていただき、今でも私の理想の上司です。
どういった経緯で開業されたんですか?
現在まで、勤務医として12年間、大型の医療法人やオフィスビルの中の歯科医院、個室ユニットが20台ある大きな歯科医院など、様々なところで働かせてもらって、その中で分院長を任せていただいたり、精密な治療に従事することができたり、本格的な予防歯科学を学ばせてもらったり、様々な経験を得ることができました。そして、私自身が思い描く良き歯科医療像というものが固まり、「患者様の心に寄り添うことのできる歯科医院」を目指し、開業することとなりました。
仕事をする上でのこだわりを教えてください。
元々、私は卒業してからずっと自費診療を多く手掛ける歯科医院に勤務し、精密な歯の治療を心がけて診療していました。天然歯と見分けがつかないほど見た目がキレイで、噛み合わせもバッチリ治せて、患者様にも喜んでいただき、それはとても良いことだと考えます。しかし内心では、その状態が一生保てるかは分からず、いつかまた治療のやり直しが必要になる日がくるかもしれないと思うと、根本的な原因が改善されていない中で、患者様に大変な思いをさせてまで精密な治療をする意味が本当にあるのだろうかと自問自答する日々でした。そんな時に、 私が卒業後間もない頃に受けたある講演をふと思い出しました。その先生は、その地域に住まわれる方たちに、歯を大切にする重要性について熱心に伝え続けた結果、なんとその地域は日本全国でむし歯が一番少なくなったのです。現在では、精密な治療とともに今後問題を起こさない方法を一緒に伝えるよう心がけております。
お休みの日は何をしていますか?
家族で公園で遊んだり、セミナーに参加したりしています。
最後に患者様へメッセージをお願いします。
一般的に、「歯医者さんは歯が悪くなったら行く場所」というイメージが強いと思うのですが、当院は、「歯医者さんは歯が悪くならないように通う場所 」 と考えており、なるべく楽しく分かりやすく情熱を持って歯のケアの仕方をお伝えできるよう心がけております。 むし歯や歯周病になってしまった歯に対して、精密な治療が必要なことは間違いありませんが、その一歩先を進んで、むし歯も歯周病もなく治療の必要がない健康なお口を一緒に目指してみませんか? 当院では、ご自身のお口を健康で豊かに保つことに価値を感じていただけるよう、スタッフ一同で最善を尽くすことをお約束いたします。