虫歯で歯を抜きたくない!当院の根管治療をはじめとする歯科保存療法をご紹介します

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監修者

呉本 勝隆
院長
クレモト歯科なんば診療所

経歴

日本大学歯学部 卒業
日本赤十字社和歌山医療センター 歯科口腔外科研修医
日本口腔インプラント学会 認定講習会修了
大阪大学大学院歯学研究科
分子病態口腔科学専攻 博士課程修了
大阪大学歯学部附属病院 保存科医員
大阪大学歯学会 優秀研究奨励賞 受賞
クレモト歯科なんば診療所開設
日本歯科保存学会専門医
WCOI(世界口腔インプラント会議)専門医
MID-G 理事

資格

大阪大学大学院歯学研究科 歯科保存学講座
臨床器材研究所
日本口腔インプラント学会
日本歯科保存学会
日本歯内療法学会
日本歯科顕微鏡学会

虫歯は放っておくとどんどん歯を溶かして、最終的には菌が血液中から体内に侵入することで、さまざまな病気を引き起こす原因になってしまいます。

進行した虫歯を治療する場合、治療開始が遅くなるほど、抜歯のリスクが高まります。

できることなら抜歯を回避して、ご自身の歯を残したいと思われるのではないでしょうか。

重度の虫歯を治療する方法の一つが、根管治療です。

当院は「できるだけ抜かない・削らない」治療を大切にしたて、根管治療に力を入れている歯科医院です。

当院の根管治療の特徴と、当院で扱っている精密根管治療についてご紹介しますので、進行した虫歯で悩んでいる方は、ぜひご覧ください。

重度の虫歯でも根管治療で歯を残せる可能性があります

根管治療とは、虫歯になった歯の神経を抜くことで痛みを取り除き、歯の内部を徹底的に洗浄することで、それ以上の虫歯の進行を防ぐ治療方法です。

根管治療を行うことで、歯を残せる可能性を高めることができます。

根管治療は、簡単な治療法ではありません。

歯の中心部にある、歯の神経や血管の通り道である根管は非常に細かく入り組んでいて、肉眼ではそのすべてを把握することが難しいのです。

しかし、少しでも虫歯を取り残してしまうと、その部分から再発する可能性があります。

根管治療の成功率は、歯根の先端までしっかりと治療を行った場合に94%で、もしも再発した場合に再度根管治療を行う場合は、成功率は64%にまで低下します。

根管治療を成功に導くには、高い技術力と整った設備が必要になるのです。

当院の根管治療の特徴

当院では、根管治療を成功に導くために、以下のような取り組みを実施しています。

  • 歯の状態をしっかり把握する歯科用CTの検査
  • 二次感染を防ぐラバーダム防湿の実施
  • 根管の奥部まで治療を可能にするニッケルチタンファイルの使用
  • 視野を拡大するマイクロスコープの使用

歯科用CT

従来のレントゲンでは把握できない歯根の先端虫歯の進行の状況まで把握できる、歯科用に特化したCTです。

撮影した画像を立体的に確認することができるため、お口の中の状況をしっかりと把握して、精度の高い治療へとつなげることができます。

ラバーダム防湿

虫歯の原因は、患部に潜む虫歯菌です。

ラバーダムという歯科治療用のゴムのシートで治療する歯以外を覆ってしまうことで、虫歯菌が潜む削りかすや唾液の飛散を防ぐことができます。

ニッケルチタンファイル

根管内部をきれいにする器具をファイルといい、ニッケルチタンファイルはしなやかで、入り組んで複雑な形状をしている根管の清掃に適した道具です。

当院は数種類のニッケルチタンファイルを、状況に合わせて使い分けています。

マイクロスコープ

細く入り組んだ根管内部を治療するためには、肉眼では限界があります。

当院では、ドイツのカールツァイス社製の、視野を最大20倍にまで拡大できるマイクロスコープを使用して、根管内部を隅々まで確認しながら治療を進めることが可能です。

精密根管治療

当院では、自由診療の精密根管治療を実施しています。

保険診療でも根管治療を実施していますが、再発を防ぐための対策において、できることの限界があります。

根管治療は、少しでも患部の取り残しがあると再発リスクが高まり、再発した場合の再根管治療は、成功率が一度目の治療よりもぐっと低下してしまうのです。

そのため、再発を防ぐには徹底した対策を実施する必要があります。

当院は、先ほどご紹介した設備に加えて、根管の消毒と、根管内部を充填する詰め物にもこだわっています。

EDTAと次亜塩素酸ナトリウムによる消毒

根管内部を洗浄した後は、根管内部を隅々まで消毒することが必要です。

EDTAと次亜塩素酸ナトリウムは、根管内部消毒するだけでなく、削ったときに発生する削りかすを溶かします

MTAセメント

根管内部を消毒したあとは、充填剤をすき間なく詰めていきます。

MTAセメントは、接着性が強いだけでなく、殺菌作用と歯質を再生させる効果を持つ充填剤です。

治療後の歯を内側から、しっかりと守ってくれます。

身体の負担を抑えたインプラント

もしも抜歯を避けられない場合、その後の治療に入れ歯やブリッジ以外にもインプラントを選択することが可能です。

インプラントは、歯が抜けた場合に人工の歯を埋入する方法で、ご自身の歯のようにしっかり噛めるだけでなく、お口の機能を衰えさせにくい働きもあります。

インプラント治療は、歯ぐきを切り開いて顎の骨に人工歯根を埋入することで、高い安定性を維持しています。

そのため、外科手術が欠かせません。

当院では、手術を行う前にインプラント治療のシミュレーションをコンピュータ上で行い、歯ぐきを切り開く範囲をできるだけ狭くして、術後の腫れが少ない治療ができるよう、計画を立てます。

患者様のお身体の負担を少しでも抑えられるように心がけています。

長期的に歯を維持するには小児矯正も検討を

生涯にわたってご自身の歯を維持するには、以下の点がポイントです。

  • お口の機能が十分に発揮できること
  • かみ合わせが整っていること
  • 清掃しやすいこと

お口の機能を発達・改善させるには、小児矯正がより効果的です。

子どものころにお口の機能を整えることで、将来的な全身の健康維持にも役立ちます。

口腔機能発不全は、口呼吸をはじめとするさまざまな症状の原因になりかねません。

幼少期に呼吸が浅いと、脳の発達にも影響を与える可能性があります。

当院では、お子様の口呼吸や指しゃぶりといった日常の習慣に注目して、お口の機能を整えるマイオブレースに力を入れています。

小児矯正で歯並び・かみ合わせ・お口の機能を整えることで、幼少期のすこやかな体の発育を促進するとともに、汚れが落としやすくなり、生涯の虫歯・歯周病リスクを下げることができるのです。

難波の虫歯治療・抜歯は当院へご相談ください

クレモト歯科なんば診療所の院長は、歯を保存する治療だけでなく、インプラント治療にも専門的な知識を持つ歯科医師です。

日本歯内療法学会、日本口腔インプラント学会に所属しています。

歯を残す治療にも、抜歯をしたあとの治療にも、幅広く対応可能です。

さまざまな治療の選択肢から患者様に合った方法をご提案しますので、虫歯をはじめとする治療は当院にご相談ください。

当院は、小さなお子様から通っていただける歯科医院です。

保育園を運営しているため、日々お子様のお口の状況を観察しています。

さまざまなお子様のお口の症状に、必要に応じたご提案が可能です。

また、大阪府内に計6つのグループ院があり、連携して精度の高い治療をご提案しています。

虫歯治療やインプラント、矯正治療など、お口のお悩みや不安は、当院にお気軽にご相談ください。

参照:J-STAGE|日本歯内療法学会雑誌|歯内療法の現状と新たな提案

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