生涯歯を守るために重要!予防歯科のメンテナンスの効果とは

eyecatch

監修者

内田 聖也
院長
うちだ歯科医院

経歴

2012年 国立鹿児島大学歯学部歯学科 卒業
2012年 静岡県内の総合病院歯科口腔外科研修医
2014年 大手歯科医療グループ  仙台市内クリニック勤務
2015年 大手歯科医療グループ  渋谷区内クリニック副院長
2017年 大手歯科医療グループ  渋谷区内クリニック院長
2019年 浜松市内クリニック副院長
2020年 静岡市内クリニック勤務
2021年 静岡市内クリニック副院長
2023年 うちだ歯科医院開業

資格

日本顎咬合学会 咬み合わせ認定医
第一種歯科感染管理者
第二種歯科感染管理者
インビザライン(マウスピース矯正) 認定医

歯医者といえば、少し前までは「歯が痛くなったら通う場所」でした。
しかし、予防に重きを置く現代では、「歯が痛くなる前に通う場所」へと皆様の意識が徐々に変化してきています。

歯はごく軽度の虫歯を除き、進行したら削って治療する必要があります。
削ってしまった歯は再生しません。
歯周病も、進行して歯ぐきや歯槽骨が溶かされてしまうと、自然に元に戻ることはないのです。
生涯ご自身の歯でしっかりと噛むためには、歯をなるべく削らないこと、歯ぐきや歯槽骨を健康な状態に保つことがとても重要です。
そのためには、予防で歯や歯ぐきを病気から守らなければなりません。
経済的な観点からみても、予防は理にかなっています。
虫歯や歯周病が進行して治療に通うよりも、定期的に予防のメンテナンスに通って健康な口内環境を維持するほうが、生涯にかかる医療費も安くなるのです。
今回は、予防歯科のメンテナンスの重要性についてお話しします。

 

予防には定期的なメンテナンスが重要

予防によって現在の口内環境を維持・改善することはとても大切です。
しかし、ご自身でお口の中の状態を管理するのはなかなか難しいのではないでしょうか。
お口の中を管理するためには、歯医者で定期的なメンテナンスを受けることが重要なのです。
また、メンテナンスとあわせて歯医者でのクリーニングを受けることで、お口の中の汚れをすっきり落とすこともできます。

定期的なメンテナンスを受けることによる効果

定期的なメンテナンスによって、生涯ご自身の歯をどれだけ残せるかについて、明らかな差があらわれます。
定期的なメンテナンスを行うことで、歯の喪失を三分の一に抑えられることが報告されています。

セルフケアだけでは汚れは落としきれません

健康な口内環境を維持するためには、毎日の歯磨きを中心としたセルフケアはもちろん大切です。
しかしセルフケアだけでは、お口の中の汚れをすべて落とすことはできません。
実際に、歯磨きだけではお口の中の汚れの61%しか落とせないことがわかっています。
デンタルフロスや歯間ブラシを併用することで、お口の中の汚れの79%~85%まで落とすことが可能ですが、それでも2割程度の汚れは残ってしまうのです。
お口の中に残った汚れは、時間の経過とともに蓄積していきます。
それらの汚れは歯垢や歯石となって歯の表面に付着し、やがて虫歯や歯周病に発展していくのです。

セルフケアで落としきれない歯垢や歯石を落とせるのは、歯科医院でのクリーニングです。
定期的に歯医者でクリーニングを受けてお口の中の汚れをすっきり落とすことで、虫歯や歯周病になるリスクを下げることができます。
毎日の丁寧なセルフケアと歯医者での定期的なクリーニングをあわせることで、効果的な虫歯・歯周病の予防へとつながるのです。

 

予防に重要なメンテナンスの内容

メンテナンスでは、主に以下の内容をチェックします。

・歯磨きの状態
・歯ぐきの状態、歯周ポケットの深さ
・かみ合わせ
・義歯・修復物の状態

歯磨きの状態は、染め出し液を使用して、歯の表面に付着している歯垢を確認します。
歯垢の付着状態によって、磨き残しの多い部分を調べることができるのです。
鏡を使ってご自身でも確認していただいたあと、セルフケアでしっかりと汚れを落とすことができるように、ブラッシング指導を行います。

歯ぐきの腫れや出血の有無、歯の動揺、歯周ポケットの深さを調べることで、歯周病の進行状況を確認することが可能です。
歯周病は、歯の喪失の原因の第一位であるため、歯周病を予防することは、歯を維持するためにとても重要なのです。

かみ合わせや義歯・修復物の状態を確認することで、しっかり噛めているか、いずれかの歯に負担がかかっていないかを調べます。
いずれかの歯に負担がかかっていると、その部分の歯が折れたり抜けたりする可能性が高くなります。
かみ合わせなどを確認し、それらのリスクを予防することが大切です。

 

まとめ

虫歯や歯周病を予防してお口の健康を守るには、歯医者での定期的なメンテナンスを受けることがとても重要です。
メンテナンスとクリーニングをうまく活用して、ご自身の歯を1本でも多く維持できるように努めましょう。

効果的なメンテナンスの間隔は、患者様の口内環境の状態や生活習慣等にもよりますが、1
~3ヶ月が目安です。
セルフケアをしっかりとされる方や、歯周病などがごく軽度の場合には、半年に一度のペースでもお口の健康を維持することができます。
メンテナンスの間隔については、かかりつけの歯医者で相談しましょう。

 

静岡市葵区の予防は「うちだ歯科医院」へおまかせください

静岡市葵区のうちだ歯科医院は、将来の健康を考えた治療を行い、歯周病予防に徹底した歯医者です。
当院の予防歯科では、歯科医師による総合診断・治療計画と担当の歯科衛生士による口腔ケア管理計画を患者様ごとに立てさせていただき、お口の健康維持のお手伝いをさせていただきます。
拡大鏡を使用した歯のクリーニング、歯質を強化するためのフッ素塗布などを行い、病気にならない強い歯をめざしましょう。
当院は、プロによるクリーニング、デンタルクリンの認定を受けた歯科衛生士が在籍する歯医者です。

また、当院は訪問歯科診療をはじめとする在宅歯科医療において、歯科医療機関に相談できる態勢と整えている「口腔管理強化加算」に算定されています。

口腔管理強化加算は、全国で20%の歯科医院しか算定されていない加算で、介護施設と連携して適切な歯科診療ができることを示しているのです。


静岡市葵区の予防歯科は、保健診療だけでなく徹底したプロケアを受けられるうちだ歯科医院におまかせください。

参照:J-STAGE|九州歯会誌|歯周治療におけるメインテナンス治療について
参照:厚生労働省|e-ヘルスネット|メインテナンス
参照:新潟市公式ホームページ|正しい歯みがきや歯間清掃の習慣を身につけよう

うちだ歯科医院HPはこちら